松波利佳様(フリーアナウンサー)

松波 利佳様(フリーアナウンサー)の忘れられない母の味 執筆者のプロフィール
松波利佳さま
フリーアナウンサー・託児所経営。テレビ・ラジオ・司会の仕事の他、東京港区西麻布で託児所を経営。会員制の託児所は2000年の開館から会員数は現在200人。又、二人の娘の小学校お受験経験から、お受験教室も経営し、お受験・教育・子育てなどの、講演活動も行う。


「忘れられない母の味」




子供の頃、日曜の夕食は、お好み焼きを焼いて食べることがよくありました。
ホットプレートがテーブルに出てくると、 「今夜はお好み焼きだ」とわくわくしました。

母はボールに粉を入れ、水を入れて「だまにならないように、混ぜるのよ」と言って、泡だて器を上手に使い混ぜ、そこに、すり下ろした山芋・卵・キャベツ・長ネギ・干し海老・揚げ玉・そして我が家はちくわのスライスを入れ、仕上げにだしを隠し味で入れる。
油をひいたホットプレートに生地を流し、丸くなるように形を整えて焼いていく。
香ばしい香りで食欲をそそるのです。
焼けたお好み焼きにソース・マヨネーズをたっぷり塗り、あおのりに最後は踊るほどのかつおぶしをかけて完成。
お店でいただくお好み焼きほど、形は良くなくて不格好だが、味は最高!ふわふわのお好み焼きを「もう一枚焼いて」と言って何度もおかわりをしました。
このお好み焼きは今、娘達の大好物で、我が家でも週末良く作って食べています。
一緒に粉を混ぜたり、山芋をすったり、娘達とキッチンで賑やかに作るお好み焼き。
そして、我が家では隠し味に白だしがかかせません。
どんな、美味しいお店よりも、我が家のお好み焼きは、日本一美味しいと娘達も言ってくれます。
娘達がお嫁に行っても、作り続けて欲しい我が家の味のお好み焼きです!